

先日、雑木林で越冬中のオオムラサキの幼虫を探していると、
落ち葉の裏に変わったカメムシが隠れているのを見つけました。
筆者はカメムシには疎いのですが、「もしかしたら珍しい虫かも!?」と思い、
写真を撮って図鑑で調べてみることにしました。
すると、幾つか似たような種類がある中で、
このカメムシは「ヒメハサミツノカメムシ」のオスとわかりました。
オスだけが持つこの立派なハサミは、交尾の際にメスを挟んで逃がさないようにするためにあるそうです。
近縁種のハサミツノカメムシのオスにも同じようなハサミがありますが、
こちらはハサミがハの字に開かないことや、体がやや大きいことで区別できます。
ヒメハサミツノカメムシは、どうやら、それほど珍しい虫ではないようです(´・ω・)
が、また一つ、面白い生き物と出会うことができました。
こんな出会いがあってこそ、フィールドワークは楽しめるものです。