2019年から飼育しているオウサマゲンゴロウモドキ。
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館、石川県ふれあい昆虫館と
当館の3施設が共同で保護増殖と研究に取り組んでいます。
繁殖はとても難しいのですが、今期も産卵を確認しています。
リュウキンカという植物の茎に、細長い卵を産み付けます。
↑卵がある部分が膨らんでいるのがわかりますでしょうか。
今回は産卵に至るまでに、親虫がたくさん死んでしまったり、
雪が多くて産卵植物の芽吹きが遅かったりと色々あり、
ダメなんじゃないかと思っていました。
この種は年によって繁殖がうまくいかないことがあります。
エサのことや産卵基質のことなど、色々調べたいことはありますが、
まずは毎年確実に繁殖させるための技術開発が必要だと思っています。