北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

飼育の ”あるある”

update : 2017年2月4日 /

薪割り作業中に、クワガタムシの幼虫が3頭出てきました。
薪割りで?!と筆者もビックリしましたが、どうやら本当のようです。
おそらく、コクワガタではないかと思われます。
本来であれば食べた朽ち木が黄色く透けて見えますが、
3頭共お腹の中が透き通っており、越冬中であることがよく分かります。
20170204hf - コクワガタ(幼虫)
(越冬の際は体内の余分なものを全て出し切ります)
薪の中に戻すわけにもいかず、こちらで管理することに…。
 
クワガタムシの幼虫を飼育するには、昆虫マットをカチカチに押し固める必要があります。
(一部の種はそのままでも良い)
マットで朽ち木を再現する、といえば分かりやすいでしょうか。あとはその中に幼虫を入れるだけですが、固く詰めたマットの上にそのまま置いただけでは、潜るまで時間がかかります。
比較すると、幼虫が入るサイズの穴を開けてあげた方がスムーズに潜ります。
このため、幼虫がすっぽり入る位の穴を開けるのが一般的ですが、
小さい容器ではそんな穴を開けるとせっかく詰めたマットがほぐれてしまいます。
そこで、写真のように底をくりぬいた容器を上に載せてその中にもマットを入れます。
20170204hf - クワガタ飼育
こうすることで、せっかく詰めたマットに穴を開けることなく、幼虫がスムーズに潜っていきます。
もっとも、これが正しいかどうかは分かりませんが…。
ちなみに、筆者はよくミヤマクワガタの幼虫にこれを使います。
(私感ですが、ミヤマ系の幼虫は潜るのが下手です 笑 )
 
大きく育てる、越冬の方法など、昆虫飼育はマニュアルが出来ているものも多いですが、
自分なりにいろいろと試行錯誤してみるのも面白いと思います。

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