樹や丸太の根元を見ると、
写真のように棒状の物体が地面からニョキニョキと生えていることがあります。
実は、これはジグモという種類の蜘蛛の巣です。
蜘蛛の巣は、地下へと続き、トンネル状の巣を利用して地上と地下を行き来します。
一般的に、クモの巣というと網状のものをイメージするかもしれませんが、
ジグモのように原始的なグループでは、地面の穴で生活するものがいます。
巣をつまみ、ゆっくり引っ張ると、巣の地下の部分が引き上げられます。
巣の中にはもちろん、宿主のジグモも。
とても大人しく、噛むようなことはありませんので、ぜひ観察してみてください。