ここ数日の暖かい陽気で、
先日ご紹介させていただいた本館の近くにある
2本のサクラの木が、ほぼ満開となりました！

他のサクラの木も、このままだと続々と咲き出すのではないかと思われます♪
 
そんな陽気の中、見た目はとても地味ですが、
とても不思議な生態を持つといわれる虫に動きが見られました。
それが、クリオオアブラムシです！

アブラムシの仲間たちの中でも、比較的大きく見やすいです。
今年は、とてもたくさん見られました。
 
冬を卵の姿で越していましたが、その卵が孵化を始めました！
クリオオアブラムシの一生の過ごし方は、
まだ解明されていない部分も多くあるようですが、
この冬を越えた卵から生まれるのは、
全部メスのアブラムシだといわれています。
 
さらに秋までは、オスが生まれることなく、
それまでは単為生殖でクローンのメスのアブラムシを
産むといわれています。
しかも、その時の産み方が少々変わっており、少し有名です。
母アブラムシから出てすぐは膜に覆われたようになっていますが、
それが生まれている最中に脱がれて動き出すため、
まるで仔虫を直接産んでいるように見えます…！（胎生雌虫）
なかなか一生を追えないクリオオアブラムシですが、
よく探してみると不思議な一生の一辺が
見られるかもしれません。
また機会がありましたら、ご紹介したいと思います…♪