北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

比べてみると

update : 2016年1月29日 /

本日は、一日中雨が降り、
陽の光と夜の冷え込みによって表面が固くなった雪が
少し柔らかくなり、沈み込んだようでした!
 
生態観察施設びばりうむ長坂の屋根の上に積もった雪も
寒波による冷え込みが厳しく、
なかなか溶けずにまだまだ残っていましたが、
今日の雨で、少し変化があるかもしれません。
 
施設内を歩いてみると、
ポタ、ポタ!と、大粒の雪解け水が
たくさん落ちてきていました。
 
その下にある、エノキの木の根元の落ち葉は、
20160129落ち葉 (1)
一日中降った雨水で濡れていました。
しかし、重なった落ち葉をどかしてみると…
20160129落ち葉 (2)
そこまで水はしみ込んではいませんでした。
 
その中で、オオムラサキの幼虫「ムーちゃん」たちは、
「雨も滴るいい幼虫」となっていました。
20160129オオムラサキ(幼虫) (5)
輝いています…!
雪の上、雨も降ってくれ、
乾燥しがちな冬にありがたい恵みです。
 
そんなムーちゃんたちですが、
ある、1枚の落ち葉に居た2頭の幼虫を比べてみると…
20160129オオムラサキ(幼虫) (2)
このとおり。大きさが異なる様子が
わかりやすく見られました。
体全体の大きさが違えば、もちろん顔の大きさも違います!
20160129オオムラサキ(幼虫) (4)
一頭一頭見るだけでは、同じ越冬幼虫ですが、
落ち葉につく幼虫たちをよくよく見比べてみると、
大きさや表情が少し違う様子が見られます。
小さな中でも、個性が豊かな幼虫たちのでした♪

オオムラサキ通信 : 最近の記事