

夏に比べると、冬は昆虫の季節というイメージが湧かないらしく、
どこの施設に行っても集客に苦慮しているという話を聞きます。
オオムラサキセンターもこの時期はお客さんの数が少なくなりますが、
ひとが少ない冬だからこそ、できる仕事をしています。
事務作業はもちろんそうですが、生態観察施設の木道が壊れてしまって
いたので、今日はその修繕をしていました。腐ってしまった木材を運び
出して、新しい木材を設置しました。
これがなかなかの重労働で、途中で私が電池切れになり、
作業を投げだして自然公園をふらついていた時に出会ったのが、
写真のクモヘリカメムシです。
華奢な体系をした美しいカメムシですが、イネの害虫として知られています。
カメムシは種類によって卵で越冬したり幼虫で越冬したりしますが、
この種は成虫で越冬します。