北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

博物館活動奨励賞 受賞

update : 2020年11月26日 /

◆北杜市オオムラサキセンターの活動を紹介した論文が、
公益財団法人 日本博物館協会から『博物館活動奨励賞』を受賞しました!
  
  
公益財団法人 日本博物館協会(銭谷眞美 会長)が主催する第68回全国博物館大会
(11月25日~26日、横浜市)におきまして、北杜市オオムラサキセンター
(以下、当館とする)の活動について紹介した論文が「博物館活動奨励賞」を受賞しました。
  
〇博物館活動奨励賞について
博物館活動奨励賞とは、公益財団法人 日本博物館協会の顕彰のひとつで、
博物館関係者の資質の向上と意識の高揚を図るために、有識者博物館活動奨励賞選考委員会が
組織され、同協会の機関紙「博物館研究」に掲載された原稿の中から選ばれた優れた報告レポートに対して贈られる賞です。
 
今回は当館のスタッフ(冨樫和孝)が執筆し、令和元年11月号(Vol.54 No.11)に掲載された『地域に根差した昆虫館活動の現在『-国蝶オオムラサキが棲む里山の昆虫館から-』と、福島県立博物館専門学芸員の高橋満氏が執筆し、令和元年7月号(Vol.54 No.7)に掲載された『博物館における震災の継承―震災遺産保全のケーススタディ』が同賞に選考されました。
【資料】オオムラサキ♂FB_IMG_1606366947451
 
〇受賞論文と選考理由
受賞論文『地域に根差した昆虫館活動の現在-国蝶オオムラサキが棲む里山の昆虫館から-』は、住民の皆様と連携した里山の保全活動や、地域の自然や文化を伝える催し、小・中学校と連携した調査・教育普及活動、オオムラサキの棲む里山の魅力を伝えるべく実施してきた環境教育プログラムを紹介し、地域に根差した博物館の在り方について論じたものです。選考理由として『オオムラサキを中心に地域住民と共に里山の環境保全、地元小・中学校と連携した教育、地域の自然や文化を伝えるイベントなど、様々な活動を通して新しい価値観の創出と地域活性化に取り組み、単なる昆虫の標本展示ではなく、生きた昆虫館としての活動は、地域の教育や活性化に取り組むモデル事例として優れている』と評価されました。
  
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この度はオオムラサキセンターの活動をご評価いただき、とてもうれしく感じております。
選考に携わってくださった方々に心より感謝とお礼を申し上げます。論文では地域の方々と連携した里山保全活動や教育活動についても述べさせていただきました。受賞は活動に携わったすべての皆様にとって誇りと自信に繋がるものと確信しております。
この出来事を胸に、今後も精進してまいります。  冨樫

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