

何度かご紹介しているカニムシの仲間たち。
今の時季、石の下や樹皮の間などで過ごしていますが、その独特の姿は魅力的ですよね♪
特に特徴である大きなハサミ…どうやらカニムシによって様々な使い方をするようです。
このハサミには毛があり、感覚を感じることができるようです。
まるで対物センサー代わりにするように、ハサミを前方に構えたり、時折少しのばすようにして歩き回り、触って探りながら行動します。
また、食事の際にも使用します。触れた生き物をハサミで捕まえて食べるようです。
カニムシは土壌生物としては貴重な肉食の生き物だといいます。
ここまでは少し想像の範囲内…でしょうか。もちろんこれだけでは終わりません!
種類によりますが、他にも使い方があるようで…
例えば求愛。向かい合い、ハサミを掴み、まるで踊るように動くという「求愛ダンス」をする種類がいます。
さらに…ヤドリカニムシの仲間は、ハサミを使って、
コウモリやネズミなどの毛を掴むことで乗っかり、移動することがあるようなのです…!!
(基本的に生き物の上に常時棲んでいるわけでなく、移動の際に掴まるといいます。)
ただはさむだけでは終わらない…ハサミにとても可能性を見出してくれるカニムシたちなのでした…!