

立春もすぎましたが、明日はまた地域によって雪の天気予報となっていますね。
実は、当施設周辺でもここ数日、雪がチラついています。
雪といえば、空にモクモクとした雲が立ち込めて、薄暗い空から降る雪が降るというものですが、
当施設周辺では時折、空は青いのに雪がちらつくことがあります。
これは、八ヶ岳などの山々の方で降った雪が風で流されて舞い落ちてきたもので、この雪を「風花」とよびます。
冷たい風は厳しいものの、青空のもと舞い落ちてくる雪はとても美しいものです♪
ここ数日、風花や雪が降ることがしばしばありますが、
そこまで雪が多くない場合、雪は落ち葉の上にしばし積もり、すぐさま溶けて水となります。
水はゆっくりと、落ち葉にの中で眠るオオムラサキの幼虫「ムーちゃん」たちに届きます。
ムーちゃんたちにとって、冬の水分はとても貴重な物です。
ある実験の結果では、2週間程雨が降らないと、ムーちゃんたちの生存率は大幅に下がってしまうとも言われています。
少し厄介なこともある雪ですが、厳しい乾燥を耐える森の生き物たちにとっては、とても大切なものです。
上手く付き合っていきたいですね。