今日はメススジゲンゴロウを紹介します。
このゲンゴロウは中部地方以北の本州と北海道に分布する、体長14mm~17mmの中型種です。
氷河期の生き残りともいわれている種類で、
本種が観察される水域は標高の高い地点にある場合が多いです
(北海道や東北では平地に近い地点からの記録もあるようです)。
![20170201tf - メススジゲンゴロウ(メス)](http://oomurasaki.net/wp-content/uploads/2017/02/8204c1851ca9bca4f2ee5c2e63094584-300x225.jpg)
メスの上翅には、左右4本ずつの深く彫り込まれたスジがあり、これが名前の由来になっています。
一方、オスにはこのスジがありませんが、体は鈍い黄金色に輝きます。美しい!
![20170201tf - メススジゲンゴロウ(オス)](http://oomurasaki.net/wp-content/uploads/2017/02/5dbea8b6cb7a183a5a2dbde24151e0bf-300x225.jpg)
体色の鈍い黄金色といい、石を彫刻刀で彫ったようなメスのスジといい・・・
うーん、かっこいいゲンゴロウです。