北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

とりに由来

update : 2017年1月2日 /

改めまして、新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します m(_ _)m
(お気づきの方も多いと思いますが、
このページ情報は、複数のスタッフが持ち回りで更新しています)
 
今年の干支は、「とり」ですね。
昆虫にも、名前がとりに由来する種類がいます!
今回は、その一例として、写真の蛾の一種をご紹介ます。
20170102fo - ミヤマニジュウシトリバガ
これは「ミヤマニジュウシトリバガ」という種で、ニジュウシトリバガ科に属します。
一般的に、蝶や蛾の仲間は、4枚の翅(はね)を持っていますが、
本科の翅は、24枚の鳥の羽のような構造をしています。
写真を見ると、24本の羽軸と、
そこから細い羽毛のようなものが生えているのがお分かりいただけるでしょうか?
 
とても芸術的ですが、なかなか理解しづらい、奇抜な構造をしていますよね。
植物で言えば、カエデの仲間の葉によく似ています。
カエデの仲間の葉の側縁は、切れ込みが大きく、
結果的にミヤマニジュウシトリバガの翅同様、手を広げたような形になっています。
  
ニジュウシトリバガ科は、なかなか出会いにくい昆虫で、
筆者もこれまでに一度(この写真の個体)しか見たことがありません。
もし、野外で蛾を見かけたら、翅が羽毛状になっていないかな~?、と注意してみて下さい。

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