北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

明日から開館!

update : 2017年1月4日 /

いよいよ明日から通常営業となります。
(開館 09:00~16:00 ※最終入館 15:30)
今年もよろしくお願いいたします!
 
さて、今日は長生きの秘訣についてお話ししたいと思います。
…といっても、人間ではなく虫についてです。
 
年明けですが、カブト・クワガタ大好きな筆者宅では、
現在も活動期のノコギリクワガタが健在です。
意外かもしれませんが、実はある一定の条件を満たせばカブトムシやミヤマクワガタなど、
他のワンシーズンの虫も長生き出来る可能性があります。
条件は「未交尾」「良い餌」「温度」になります。
特に交尾は体力を消費するので、これをしないというのは長寿に繋がる場合が多いです。
残る餌と温度ですが、自然界ではカブトムシ・クワガタムシの成虫は樹液を餌としています。
秋にもなればクヌギやコナラの樹液は止まってしまいますし、気温も低下してきます。
これらの季節による変化で、事実上の寿命となります。
よって、市販の栄養価の高い昆虫ゼリーや冬期の加温等をすることによって、
その虫本来の寿命を全うさせることが出来ます。
ちなみに、去年ご紹介した長生きなミヤマクワガタも、この条件下で飼育した結果でした。
 
カブトムシ・クワガタムシの飼育技術は魚並みに進歩しており、
多くの種が累代飼育可能となっています。
もちろん、卵を産んでもらって次世代に繋げるのも大切ですし、
昆虫飼育を趣味としていればそれこそが醍醐味とも言えますが、
そこにある一つの命を大切にするというのも大事なのかな…と、
ノコギリクワガタを見ながら思う筆者でした…。
20170104fh - ノコギリクワガタ

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