北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

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update : 2016年6月14日 /

オオムラサキセンターの池にはメダカが生息しています。
水生生物の観察会では子供たちの人気の的です。
20160614t - メダカ
実はこのメダカ、日本に2種類生息することをご存じでしたか?
北日本に生息する集団はキタノメダカ、南日本に生息する集団はミナミメダカといいます
(センターに生息するのはミナミメダカです)。
この2つは体側後半の黒い模様やヒレの形状で区別されます
(比較する写真が無いので、詳しい説明は後程・・・^^;)。
メダカは農薬や生活排水による水質悪化、
水路整備による生息に適した小川の減少、外来種による捕食などにより、
今ではすっかり珍しくなってしまいました。
さらに、近年は地域の遺伝的な違いを考慮せずに善意で行われた放流が、
各地域のメダカの個性を損失させる新たな問題も生じています(放流による遺伝子汚染)。
どのような生き物についてもそうですが、保護にあたっては、
その生き物のことをよく理解することは重要といえます。
ところで、新潟あたりの地方では、
江戸時代のころからメダカを佃煮にして食べていたりしたそうです。
一体どんな味なのでしょうか。一度味わってみたいものです。
じゅるり。

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