北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

小さくても

update : 2016年2月11日 /

寒い時期ではありますが、
地面に落ちる落ち葉などを見てみると、
小さな虫たちに出会えることがあります。
 
トビムシの仲間です。
しっかりと3対(6本)の脚を持つ
六脚類といわれる虫の仲間です。
昆虫と近い仲間の中で原始的な虫といわれています。
そしてトビムシという名前の通り、
跳んで外敵から逃げるという技を持つ種類が多くいます!
 
いろいろな形の仲間がおり、
今回は、マルトビムシと呼ばれる仲間の写真を
数点ご紹介!
体が大きく丸っこく、目がハッキリとわかりやすい感じで
2mmもないマルトビムシたちですが、
色も模様も様々です♪
マルトビムシ01
赤っぽい体に黄色い脚!そして、腹部からはオシャレに長い毛が生えていました
マルトビムシ03
こちらは特に小さく、なかなか撮りにくかったのですが、
ちょうど身づくろいをしている途中だったようでした…!
マルトビムシ02
顔の目の辺りにラインがあり、
濃い色の腹部は、キレイに光が写りこみます…!
 
身体の大きさが0.3~5mmと、
とても小さいために目立ちませんが、
トビムシの仲間は、身近な森にも、1㎡の中に、
数万~十万匹ほど生息しているといわれています。
 
そして、多くの生き物たちの食べ物になることが多く、
森のプランクトンと呼ばれることもあります。
さらに、トビムシによっては、
森の中で苔コケの仲間が増えるために、
一役買っているといわれています。
 
小さくても、森を支える大きな力になっているとは…
ステキな虫だな!と思うのでした。

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