北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

再生力

update : 2016年1月7日 /

久々に、バックヤードで飼育している
カレハカマキリの様子をお伝えします!
 
気温が下がり、少し成長のペースが
落ちてしまいましたが、
だいぶ大きくなりました!
 
大きい幼虫を割りばしに乗せてみました。
20160108カレハカマキリ(幼虫)  (7)
大きさがお分かりいただけるでしょうか?
 
生まれたころは、写る割りばしの
上の横幅程(1cm程)の大きさでしたが、
今はその割り箸に捕まるのがつらそうなくらい、
大きくなりました。
20160108カレハカマキリ(幼虫)  (12)
こちらのカレハカマキリ、
実は一度、右の一番後ろ脚が
ほぼ取れてしまいまったのです。。
カマキリにとって、脚は脱皮の時に支えに使ったり
普段ぶら下がって過ごしたりするのに欠かせません。
下手をすると、死んでしまうかとも思いましたが
元気にエサを食べ、
残った3本の脚で器用に歩きながら過ごして…
 
脱皮をする度に、脚は少しずつ再生していきました。
最初は曲がっている上にヒョロヒョロで
使い物になりそうにない脚が伸びていましたが、
2・3度の脱皮を経てみたら…
今は写真の通り!
20160108カレハカマキリ(幼虫)  (4)
脚先の部分(符節)は少し不完全ですが、
ほとんど再生させてしまいました。
 
まだ爪が再生していないので、
物にひっかけることができないためか、
写真のように右後ろ脚だけ持ちあげていることも時折あります。
20160108カレハカマキリ(幼虫)  (6)
やはり少し使いにくいようにも見えますが、
大きくなった身体を支えて割り橋の上も
再生した脚を絡めて器用に歩くこともできます。
幼虫ならではかもしれませんが、カレハカマキリの再生力に
改めてびっくりさせられる出来事でした。

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