

ミミズだーって
オケラだーーってー
アメンボだーーーってーー
みんな みんな、生きているんだ 友達なーんーだー♪
という歌詞で有名な「手のひらを太陽に」
ですが、
先日、この歌詞に出て来る虫に出会いました。
オオムラサキ自然公園内のトンボ湿性植物沼周辺で土を掘っていると、
チョコチョコと歩く影。
そして木道の隙間にスッと入り込んでジッとしてくれました。
頭はまるでザリガニのようでもあり、
身体はコオロギのようなその生き物。
そう、オケラです。
バケツに入れて、ちょっとよく見てみると…
胸の辺りには細かいビロードのような毛が生えており、
手は、幅広くて外側を向いていて、
土を掘りやすそうな形をしています。
この2つの特徴はどちらもモグラのようです!
そして捕まえようと手を出すと、
逃げようとしますが、その時に
前に進むだけでなく、素早くバック(後ろに進む)もします。
オケラは、主に地中に穴を掘って、その中で生きているといわれています。
右も左も上もない、一本道の穴の中では、
後ろに進めるという事はとても大切なことですものね。
そんな、穴の中に生きる達人である虫との出会いも楽しめる
オオムラサキ自然公園なのでした。