いかにも外国の人っぽい名前をしたカエルですが、日本の固有種です。
名前にあるシュレーゲルとは、オランダのライデン博物館で館長をなさっていた
シュレーゲルさんに因んだものです。
このカエルは人里の水田や池によくあらわれる、地域によってはとても身近なカエルです。
目立った模様はありませんし、特別大きいわけでもありませんが、
まじりっけのない鮮やかなグリーンが美しい種類です。
ごくごく近縁なカエルに、同じく日本固有種であるモリアオガエルがいます。
この2種は目の虹彩の色で見分けます。
モリアオガエルの虹彩は少し赤みを帯びた色をしていますが、
シュレーゲルアオガエルは黄色です(ただし、この見分け方も個体差があるといいます)。