展示中の外国産カブトムシ・クワガタムシの紹介その3!
…ということで、今回は
「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」を紹介したいと思います。
インドネシア(ジャワ島西部)の固有種であり、
その名の通り外骨格が黄金に輝いているクワガタムシ。
風通しの良い場所だと写真のように美しい金色になりますが、
湿度の高い場所では黒色に変化します。
色の変化は約1分ほどであり、湿ったケース内から出すと、
サァーっと金色に変化するのが目で見て分かるほど。
なんとも不思議ですが、黒色に変色することで保護色効果にもなるため、
ちゃんと意味がある進化のようです。
また、眼上突起が発達しており、
横から見ると目が2つに分かれているかのように見えるのも特徴です。
展示している個体は、なぜか写真のように木の上にいることが多いです。
撮影したスタッフが乗せたわけではありません。
彼は木の上から展示室を眺めて、何を思っているのでしょうかネ…。
天気予報では、明日からどんどん気温が上がっていくようです。
このオウゴンオニクワガタも、標高1000m以上の高地に生息している種なので、
暑さにはめっぽう弱いです。
昆虫シーズンが着実に近づいていますが、
飼育目線でいえば大変な季節でもありますね…。