先日、地元で農業に携わってきた方を講師にお招きし、
昔ながらの方法での落ち葉かきを教わりました。
まずは落ち葉を集めます。
ただ集めるのではなく、
葉っぱ同士がたがいちがいになる(『ちがいをとる』と言うそうです)ようにして、
かまぼこ状にまとめます。
半分から左側の落ち葉は、『ちがい』がとれていて、右側は上手く取れていません。
上手く『ちがい』が取れると、葉っぱが並ぶ様に見えます。
写:かまぼこ状
2本の縄を並べ、その上にワラを敷き詰めます。
この縄作りも、皆で体験しました。
2本の棒を使って集めた落ち葉をはさみ込むように持ち上げます。
全身を使って、落ち葉を落とさないように。
この時、ちゃんと『ちがい』をとっていると、
落ち葉はしっかりまとまって落ちることはありません。
敷き詰めたワラの上に落ち葉を運びます。
そして、のりまきを巻くように、落ち葉を巻いていきます。
束になっったら縦に起こし、
端に出したワラをねじ込んで、底になる部分を作り、ひっくり返したら完成です。
昔は、このように作った束を馬で運んだそうです。
そして、集めた落ち葉は畑の肥料にしていました。
機械も特別な道具も使わずに落ち葉をまとめる昔ながらの技。
先人の知恵の素晴らしさを改めて知ることができました。