ガムシ
体長23~38mmの非常に大きな水生昆虫です。
大きくて見栄えする昆虫なのに、知名度はあまり高くありません。
ガムシは池や湿地で見られますが、とくに植物がたくさん生えた
自然度がたかい水域で多く観察されます。
県南部、西部は調査が及んでいないため分かりませんが、
北部には広く生息していて、低山地から1000メートル級の高所でも見られます。
周辺に豊かな水環境が残されていて、かつ小規模な水域では、
ひと網で数匹が入るほどに密集していることもあります。
各所で調査していると、写真のようなガムシ天国に出会うこともあります。
彼らがたくさん見られる豊かな湿地帯を大切にしていかなければなりません。