

先日、当施設周辺では雪ではなく雨が降ったこともあり、
オオムラサキの幼虫「ムーちゃん」たちが居る落ち葉の中はよく湿っていました。
乾いた落ち葉に比べると、湿った落ち葉はずいぶんヒンヤリと感じます。
何頭かムーちゃんたちを観察していると、何やら頭の上に白い何かを乗っけたムーちゃんが…
時折、水分などで土や木くずなどがくっついてしまうことがしばしばあります。
それにしても上手い具合に頭の真上です。
せっかくなので拡大して撮影してよく見てみると…
どうやらムシの抜け殻のようでした。
しかも触角らしきものがあり、ムーちゃんと同じ方向を向いている(つまり正面が同じ!)ようです。
何分小さく、ハッキリと何のムシの殻かはわかりませんが、
どうやら半翅目の仲間の抜け殻のようです。
脱皮と言えば、虫にとって一大事のはずですが、、
その脱皮をするのに、ムーちゃんの頭の上がちょうどよかったのでしょうか。
11月頃から5ヶ月程も休眠して過ごすムーちゃんたちは、ほぼ動かないため、
こんな風に他の生き物に利用されてしまうこともあるのかもしれません。
なんだか、ムーちゃんの頭の上で小さな虫が過ごしている時間があったのだと思うと、
ほっこり暖かい気持ちになるのでした♪