急に寒くなってきましたが、バックヤードで管理していたコーカサスオオカブトが羽化しました。
インドネシアが原産の彼らにとって、四季など関係ありません。
コーカサスオオカブトといえば、
オスの発達した三本の角はもちろん、漆黒の外骨格に深緑の光沢があり、
大変美しいことでも有名です。
しかし、羽化したばかりの時は完全変態する多くの昆虫と同じく、上翅が白い状態です。
ここから半日位経つと、濃いオレンジのような色に変化していき、
さらに一日位経つと黒く色付いてきます。
なんとも神秘的であり、美しいですね。
ちなみに、コーカサスオオカブトは幼虫から飼育すると、
長角になりにくいといわれています。
つまり、三本角が短くなってしまうということです。
今回羽化したコーカサスオオカブトも、
スタッフがそれなりに愛を注いで飼育していたはずなのですが、ご覧の通りです。
これでは、大きいアトラスオオカブトといわれてしまいます(笑)
「成虫を購入した方が早い」とよくいわれますが、全くその通りですね…。
しかし、おかげで飼育のノウハウは身につきますし、
知らないこともたくさん得ることが出来ました。
いつの日か、野外個体のようなカッコいい長角個体を羽化させたいと思います!