生き物、特に昆虫の姿を見ると
「その色や形に進化した理由はなんだろう?」
と考え込んでしまうことがよくあります。
そんな筆者を、はじめて悩ませた虫が「ニジイロクワガタ」です。
世界で最も美しい昆虫”といわれるクワガタムシで、
オーストラリアのクイーンズランドに生息しています。
外国産クワガタムシの中でも飼育繁殖が比較的かんたんで、
なにより虹色に輝く美しさから、非常に人気の高い種類です。
それにしても、どうして虹色なんでしょう?
この色、どう考えても目立ちますよね。
動物にパクパク食べられるんじゃなかろうか、と思うわけです。
この体色をめぐっては「太陽光を反射して体温の上昇を避けるため」だとか、
「森の中で虹色が迷彩色として働くため、外敵に襲われにくい」とされることが多いようです。
それにしても美しいクワガタムシです。。。
今、この虫を見ると「この色の理由はー」なんて考えてしまいますが、
この虫と出会った頃(小学3年生の夏祭りだったか)は、
そんなことを考えず、ただただ、その美しさに見惚れていたものです。