ある森の中で、
全長3mはあろうかというアカマツの倒木に居たのは、
全長2mm程のハマカイガラムシの仲間でした。
小さいために、苔すら森に見えます。
しかし小さいながら、しっかり昆虫らしく、6本の脚と、触覚も見えます。
彼らは、特に摂食している様子もなく、
ケンカをしている様子もなく…
しかし時折「のっそ、のっそ…」と歩く様子が見られます。
「のそのそ…」という程、早くありません。
本当に、のんびりとしているその姿を表すには「っ」と「、」が必須な気が致します…!
そんな彼らを、ジー…っと観察しながら時を過ごしていると、
なんとも言えない気持ちになるのでした。。
きっと、今この瞬間にも、あの大きなアカマツの上で
「のっそ、のっそ…」と、過ごしていることでしょう。。