北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

お殿様?

update : 2015年10月21日 /

雲一つない空を見ることが
しばしばある今日この頃。
 
自然公園内を見渡せば、
秋色をたくさん見つけることができるようになりました。
DSCN3509
日に透かすと、とても美しいです。
(さりげなく、逆光で見えにくいですが、
 葉の裏には、マルカメムシが集合していらっしゃいました。)
 
 
そんなある日、自然公園内を歩いていると、
水辺の付近で動く影!
よく見て見ると、、
20151018 - トノサマガエル (3)
大きさが、まだ5cmに満たないようにも見える、小さなトノサマガエルが
水面から顔を出していました。
 
しばらく写真を撮りつつ見ていると…葉っぱの上に出てきてくれました!
20151018 - トノサマガエル
じーーー…
目が合った気がしました
(その後、逃げてしまいましたが。
 
 
実は、館内でもトノサマガエルを飼育しています。
他のカエル達と比べると、身体が大きいこともあり、
とても力強く、素手で捕まえようとすると、
上手くやらなければ、一度掴んでも
振りほどかれてしまうこともあるほど…
しかし、体重があるためか、
アマガエル程高く跳ばない気がします。
 
そして、とても食欲旺盛で、
エサを入れると真っ先に反応します。
他のおっとりしたカエル達と
一緒のケースの中でエサをあげてしまうと、他のカエル達が、
食べようとエサに狙いを定めてる間に横取り?してしまうこともしばしばであるため、
時々、トノサマガエルだけ隔離してから
他のカエルにエサをあげたりもしています。
「トノサマガエル」というと、名前の由来の一説として、
姿が悠然(落ち着いていて、少しもあわてないさま。心がゆったりとしているさま。)としているから…
ということがあるようですが…
…お殿様も、性格もいろいろなのか…どうなのでしょう。
 
 
そんなことを思いつつ、
水辺からの帰り道を歩いていると、、
ひょこっ。
20151018 - トノサマガエル (6)
おや、またもやトノサマガエル。
水辺のトノサマガエルより、少し大きなトノサマガエルでした。
 
自然公園内では、こんな風にちょこちょこ会えるトノサマガエルですが、
実は準絶滅危惧種だったりします。
里山のような環境がなければ、
生きていけないのです。
 
まだまだ小さなトノサマガエルたちが、
立派なお殿様になれますように。

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