北杜市オオムラサキセンター周辺の自然公園内の、
何か所かで「ニシキギ」という樹木が生育していますが、
そのニシキギの葉を見ていると、
葉にぶら下がるように掴まる虫がいました。
よくみると爽やかでオシャレなお色の身体!
さっそく写真を撮ろうとカメラを近づけると、
「サッ。」と素早く葉の表へ。
これは撮りやすい場所に来てくれた!と、カメラを構えようとすると
「サッ。」っと、葉の裏へ…
ちょっと枝を揺らしてしまったのがいけなかったか…と、
今度は慎重に、
短い腕をグッと伸ばしてカメラを近づけ…
ようとするとまた葉の表へ…!!!
完全に警戒され、まるでイタチごっこのようになってしまいましたが、
途中カメラを構えた手にライムグリーンのような
優しい色の液体を飛ばされつつ(おそらく排泄…)、
数回のチャレンジの末、
ようやっと撮らせていただきましたのが今回の写真。
(いっぱい追いかけてごめんなさい…!)
どうやらキバラヘリカメムシの幼虫のようでした。
このカメムシ、爽やかで目立つ黄色のお腹を持つだけあって、
なんと出すニオイまで爽やかな「青りんごの香り」だといいます…!
試しに嗅いでみましたが…
スッとフレッシュさはじけるフルーティーな…
確かに「青りんご」のような香りでした…!!
刺激をした際に匂ったので、威嚇の意味はあると思われますが、
これで敵が逃げていくのか、
少々疑問な良い香りを持つカメムシなのでした。
(少なくとも、
スタッフは撃退されず、むしろ寄りたくなってしまいました…)
出合った際は、どうぞそっとやさしく刺激をして、
嗅いでみてくださいね…!