

日本にはトノサマガエルとダルマガエルという種類がいて、
このうちダルマガエルにはトウキョウダルマガエルとナゴヤダルマガエルという亜種がいます。
どれも姿がよく似ているうえ、お殿様が圧倒的な知名度を得ているがために、
区別せずに「トノサマガエル」と呼ばれることがほとんどです。
オオムラサキ自然公園に生息しているのはトノサマガエルですが、これに比べると脚が短く、
背中の紋がつながらないなど、いくつか違いがあります。
また、私見ですが、ダルマはトノサマに比べると全体的にだいぶ丸っこい印象を受けます。
いつも自然公園で見ているトノサマたちは鼻先がもう少しとがっているような。
フィールドで出会うと「あぁなるほど!」と違いが感覚的にわかるのですが、
写真に撮って両種を見くらべてみるとアラ不思議。
どっちがどっちなのか、よくわからなくなります。
図鑑も便利なものが出ていますが、こういうことがあると、やっぱり外に出て自分の眼で見てみないことには、始まらないなぁと感じるのでした。