先日、北杜市立甲陵中学校によるオオムラサキ有視界調査がありました。
この調査は釜無川流域沿いにあるオオムラサキ自然観察歩道(約10キロメートル)を
200Mごとに区切り、区間ごとに調査員(中学生)を配置して、
目視で個体数を調べるというものです。
オオムラサキセンターでは毎年、この調査を指導しています。
市民主体の昆虫調査としては非常に長い歴史をもち、今回で40回目となりました。
最近、雨続きで実施できるか不安でしたが、今日はカラッとした天気になり、
とても良い条件のもとで調査をすることができました。
そして調査終了と同時に雨が降り始めました。ギリギリセーフ。
昨年は雨のため実施できず、当時の一年生がとても残念そうにしていたのを目の当たりにしていたので、
今年は何とか晴れてほしいなぁ、と思っていました。
というわけで、どこかにいる晴れ男さんか晴れ女さんも味方につけて、無事、調査を終えることができました。
今回は樹上を飛行する個体が多数みられ、区間によっては20個体以上が確認できたようです。
飼育下のオオムラサキはピークが過ぎつつありますが、野外のオオムラサキは今が最盛期といえそうです。