先日、ゲンゴロウ幼虫のエサ(トビケラの幼虫)を
とりに沢を登っていたときのこと。
トビケラと一緒に何かヌメッとした尻尾をもつ生き物が網に入りました。
「ん、魚?」
近くにあった平らな岩の上に掬った落ち葉を広げてみると、
その尻尾が急にウネウネと4足歩行を始めました。
これは魚じゃないぞ、と思い、よくよく見たら、ハコネサンショウウオの幼生でした。
県内にはヒダサンショウウオとハコネサンショウウオが生息していますが、
ハコネは今まで一度も見たことがなく、観察してみたい両生類ナンバーワンでした。
私は見たい生き物を狙って観察することは少なくて、何か別用があったときに
偶然発見してしまうことが多いのですが、今回もその流れで、ハコネサンショウウオの
初観察を果たしたのでした。(次は成体がみたいなぁ)。