当館で飼育している世界最大のゲンゴロウ、オオサマゲンゴロウモドキが産卵しました。
写真のように、植物の茎に差し込むように、細長い卵を産み付けていきます。
この仲間を繁殖させるためには、生息地にあわせた水温の管理が重要と考えられていて、
冬場は冷水器を使って水温を下げ、今月から採卵のために水温を上げておりました。
いつ産卵するのかなーとベッタリ水槽に張り付いて様子を見るも、産卵する様子がなく。
ここ最近は、産卵のために用意した植物が合わないのかなーとか、
卵を産む体力がないのかなーとか、水温管理が失敗したのかなーとか、
いろいろな悪い予感が脳裏をよぎりましたが、ようやくスタートラインに立つことができました。
幼虫の飼育が難しいようですので、なんとか無事に成虫にできるよう、頑張っていきたいと思います。