北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

◆光と影

update : 2018年5月11日 /

オオムラサキセンターで飼育していたキアゲハの蛹に大きな穴が開いていました。
穴は蛹の側面にありました。
アゲハ蛹 乙

通常、チョウになるときは背面に穴が開きます。
 
  
この穴の正体は、アゲハヒメバチの脱出口。
アゲハの仲間に寄生するハチの一種です。
このハチに寄生されると、宿主の蛹は死んでしまいます。
アゲハヒメバチ
 
寄生されたキアゲハは可哀そうで、スタッフも心が痛みます。
しかし、一つの生き物が増えると、それを抑えるように他の捕食者・寄生者が増え、自然のバランスは保たれています。

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