北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

◆自然界のマスキング

update : 2018年1月13日 /

今年も自然公園内でイラガの繭が見られました。
白地に茶色の太いラインで可愛らしい模様ですね。
イラガ繭
 
イラガの幼虫は糸をはいて繭の形を作った後、お尻から白色の液体を出し、
繭の内側をコーティングします。
しかし、体の一部と繭が接している部分には白色の液体が塗られませんので、
結果的に茶色に見えるそうです。
つまり、茶色は上塗りしているのではなく、塗残しなんですね。
現代美術や塗装業で使われるマスキング技術のようです。

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