以前ご紹介したファブリースノコギリクワガタに続き、展示中の美しきクワガタムシをご紹介。
写真は「アラガールホソアカクワガタ」です。
フィリピンのパラワン島にのみ生息しているホソアカクワガタの仲間で、オスが最大で70㎜程になります。
光沢のあるクリーム色が美しく、ひょろ長い触覚と細い脚がホソアカクワガタらしい感じです。
メスもオスと同じくクリーム~オレンジ色をしており、とても綺麗です。
ホソアカクワガタは雌雄の体格差が激しく、メスがオスよりもかなり小さいのも特徴です。
飼育マニュアルが多いクワガタムシですが、本種は割と難しい種です。
温度を合わせれば産卵までは簡単なようですが、幼虫を大きく育てるのが大変。
既存の発酵マットや菌糸ビンでは、なかなか大きくならないようです。
展示個体は50㎜弱ですが、上等な方だと思います。
野外の70㎜クラスになる個体は、幼虫期になにを食べているのでしょうね…?