北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

スモルト化

update : 2017年3月8日 /

先週から渓流釣りが解禁となり、北杜市の河川にも釣り人がチラホラと見られます。
まだ水温が低く魚の動きも鈍いため、収穫はあまりないようですが…
 
さて、そんな釣り人にも人気のあるアマゴやヤマメには、体の体側に小判型の模様が規則的に並んでいます。
これは「パーマーク」と呼ばれており、彼らの特徴でもあります。
20170308hf - アマゴ02
このパーマークは大きくなるにつれて次第に薄くなっていきますが、完全に消失するということはあまりありません。
ただし、それは一生を淡水で過ごす陸封型での話し。
海へ下る降海型は、徐々にパーマークが薄れてきて、最終的には消失して銀色が目立つ魚体になります。
この銀色になるのを「スモルト化」や「銀化変態」と呼び、海水耐性が付いた証明といわれています。
海へ下る理由としては、河川よりはるかに豊富にある海洋の餌を求める為です。
陸封型の大型個体が30㎝程であるのに対して、降海型は60㎝以上にも成長するようです。
(30㎝が川で釣れても十分嬉しいですが)
 
以上、スモルト化のお話しでしたが何をご紹介したいのかといいますと、
水槽コーナーのアマゴのパーマークが薄れてきたことです。
20170308hf - アマゴ
まさかの海水耐性!…と思いましたが、純粋にストレスで薄れてしまったのではないかと思います。
ここに塩とか入れても多分無理なんでしょうね(笑)

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