北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

ヒメ

update : 2017年2月27日 /

ミズカマキリといえば、図鑑にも頻繁に登場する有名な水生昆虫です。
 
カマキリと名が付きますが全く別の仲間で、
タガメやタイコウチと同じく水生カメムシのグループに含まれます。
幼いころの私にとっては図鑑でしか見ることができない珍虫の一つでしたが、
オオムラサキセンターの池には非常に多く生息しています。
昨年に実施した水辺の生き物観察会で、
子供たちが捕まえてくる虫の中で群を抜いて多かったのが彼らでした
(ひと網で10匹入ることも)。
ところで、山梨県にはミズカマキリに近縁なヒメミズカマキリが生息しています。
20170227ft - ヒメミズカマキリ
ただのミズカマキリよりも一回り小さく、
呼吸管(お尻についた管のような部分)が短いのが特徴です。
ヒメミズカマキリは分布域が北海道、本州、四国、南西諸島と広い範囲に及ぶのですが、
ただのミズカマキリに比べ個体数が非常に少なく、頻繁に観察できる種類ではありません。
センターの池では過去に記録されているのですが、昨年の観察会では見つけることができませんでした。
今年こそは観察会でお目にかかりたいものです。

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