北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

タマバチ

update : 2017年1月6日 /

昨年末に、翅が退化したクモガタガガンボを掲載しました。
今回は、このガガンボと同様に、冬に活動する翅の無い「タマバチの仲間」をご紹介します。
20170106of - タマバチ01
写真を見ていただくと、コナラの冬芽にアリのような昆虫がしがみついているのが分かると思います。
実は、これがタマバチの仲間。
ハチとアリは非常に近いグループですので、ハチの翅が無いと、アリそっくりに見えますね。
 
さらに拡大すると、タマバチの腹部から産卵管が伸び、冬芽に産卵している様子が観察できます。
20170106of - タマバチ02
タマバチの仲間は、一般的なハチのように群れ(家族)で生活せず、単独で成虫になります。
孵化した幼虫は、虫こぶを作り、その中で植物体を食べながら成長します。
 
寒い冬は、すべての生き物が冬眠中…、というわけではなく、
繁殖に勤しんでいる虫もいるんですね。
 
というわけで、冬のマニアックな生き物探しを、昨年から引き続き行っております。
是非ご参加ください♪
 
冬の昆虫ガイド(クリックで詳細)

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