以前よりも魚の種類が増えた本館エントランスの水槽コーナー。
今日は、その水槽の中から二種類のフナを紹介したいと思います。
水槽には「キンブナ」「ギンブナ」の二種類がいます。
フナは生物学的な分類が難しいとされている魚の一つですが、
金・銀と並べて撮影してみると分かりやすいですね。
黄色っぽいのがキンブナで、銀色の方がギンブナです。
キンブナは、最大体長が15㎝程と日本のフナの中では最も小型で、ギンブナよりも体高が低いです。
ギンブナはほとんどがメスで、
なんと無性生殖の一種である雌性発生クローンで増殖するといわれています。
…なんだかスゴイですね!身近な魚にも驚くべき能力があるんだなと、再認識させられます。
古くから親しまれてきた魚ですが、残念ながら昔に比べると減少傾向にある魚でもあります。
現在野外では、コイの方が多く見られるのではないかと思います。
センターの水槽のフナは結構人馴れしており、そ~っと手をかざせば近寄ってきます。
多くの魚に共通しますが、いきなり手や顔を近づけたり水槽を叩いたりすると、
魚はパニックになってしまいます。
水槽の魚を観察する時は、どうかゆっくり近づいて下さいね♪
…ちなみに、今現在水槽コーナーには河川上流に棲む渓流魚がいません。
アマゴやイワナ…「名水」でも有名な、
北杜市らしい渓流魚の展示もしてみたいと密かに計画しています(笑)