センター敷地内に、弱ったアブラコウモリがいました。
コウモリは私たちと同じ哺乳類です。
哺乳類には、手足の指の本数が基本的に「5本」という特徴があります。
では、コウモリの前足の指は、何本でしょうか?
そもそも、翼の生えたコウモリに、前足などあるのでしょうか?
実は、コウモリの翼は、前足が変化したものなのです。
翼を広げてみると、今でも5本指の様子が確認できます。
指と指の間に被膜が発達し、翼になったのですね。
この様に、生き物の進化は無造作に起こるのではなく、祖先の形態や機能を踏襲しながら起こります。
定められた宿命の中で、試行錯誤し、より良い生き方を探求しているのですね。