枝に擬態する昆虫として有名な、ナナフシという昆虫がいます。
当「オオムラサキ通信」でも、6月2日にナナフシの仲間のナナフシモドキをご紹介いたしました。
 
さて、先日、昆虫を観察していると、葉の上に枝のような生き物を発見しました。
初めは（お、ナナフシか）と思いましたが、

よくよく見てみると、足が”８本も”あるではありませんか！！
実は、昆虫ではなく、「オナガグモ」という蜘蛛の仲間だったのです。
オナガグモは、「蜘蛛を食べる蜘蛛」という特殊な生態をしています。
網状の巣を張ることはなく、草や枝間に3-4本の糸を張ります。
糸に粘着性はありません。
この糸をつたって歩いてくる他の蜘蛛を待ち構えて捕食するそうです。
当スタッフも、オナガグモの捕食シーンは見たとこがありません。
いつかそんな場に遭遇してみたいものです。