北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

クマ…!?

update : 2016年6月17日 /

夜、強い明かりを付けていると写真に写る虫がしばしば飛んでくることがあります。
その名も「ムネアカセンチコガネ」です。
20160611 - ムネアカセンチコガネ(成虫) (7)
名前の通り胸のあたりが赤っぽく、体は全体的に丸っこく、
コロコロとして可愛らしい姿をしています♪
そして学名には、「黒い縞のある触角が球状の虫(Bolbocerosoma nigroplagiatum)」
という意味があるそうで…確かに頭の下に隠れている触角はまん丸に見え、
こちらも可愛らしいです!!
 
そして、オスだけは小さいながら角がしっかりと生えています。
この日、しばし大人しくモデルになってくれたこの個体をよく見てみると、
20160611 - ムネアカセンチコガネ(成虫) (4)
角があるオスで、ちょっと斜め上から見てみたら…オヤオヤ…!?
これは…角と模様が相まって、クマの顔にしか見えなくなってきました…!!!
正面から見える胸の辺りにある黒い斑紋には個体差があるようで、
この個体は斑紋が大き目で、ちょうどクマの耳のように見えてしまったのでした…!
 
ちなみに、夜行性であるため、日中は地面に潜って過ごしているといわれています。
驚かせてしまうと、地面に潜って逃げようとすることがあります。
潜ろうとしているムネアカセンチコガネを手に乗せると、指の間などを掘ろうする事があります。
小さな体ですが掘る力はグイッと力強く、脚の尖がりのためにしばしば痛みを感じるほどです。。
20160611 - ムネアカセンチコガネ(成虫) (3)
そんなムネアカセンチコガネですが、生態についてはまだよくわかっていない部分も多いようです。
出会った際には、模様や姿も楽しみつつ、よく観察してみると楽しい発見が待っているかもしれません♪

オオムラサキ通信 : 最近の記事