少し前、写真のような殻が自然公園内で落ちているのをチラホラ見かけることがありました。
これは、クスサンという蛾の幼虫が身体を成長させるために行う脱皮をした後の殻です。
クシャッとまとまっているので、毛の爽やかな青色がわかりやすいですね。
最近は、クスサンを含めた「ヤママユガ」の仲間たちが、
幼虫から幼虫へ脱皮する様子ではなく、続々とサナギになる様子を見かけます。
サナギになる直前には、普段いる食草から離れて、目立つ道の上などをお散歩していることがあります!
食草の中にいるよりも目立つ上に、身体が最大に大きい時期であるため、
見つけやすいということもしばしばあります♪
歩き回った幼虫たちは、サナギになる場所を決めるとそこで繭を作ります。
クスサンの繭の場合、葉っぱをつっくけるように作ることもありますが、
時には枝などにくっつくように繭を作ることがあります。
繭自体がとても風通しがよさそうな網状の形であるため、中がよく見えます。
繭を作った後は、中でサナギになる準備をしている幼虫の姿も見れられます。
これからしばらくすると幼虫の殻を脱ぎ、に変化する変態脱皮を行います。
変態脱皮によって脱いだ幼虫の殻が、サナギの中に残っている様子も観察しやすいので、
機会がありましたら、ぜひチラッと覗いてみてくださいね♪