北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

ムーちゃんが教室にやってくる!

update : 2016年6月9日 /

毎年、小学校にオオムラサキの幼虫とエノキの鉢を貸し出し
(成虫になったら、返却をしていただいています)、
蛹化、羽化の様子を観察していただくという
「ムーちゃんが教室にやってくる!」という出張授業を行っています。
 
今年も、県内の選定地区内の10校に、貸し出しを致しました!
各小学校で成虫になるまでオオムラサキを預かって、観察を行っていただいています。
20160609 - ムーちゃんが教室に(長坂小)
こちらは、地元でオオムラサキの飼育小屋を持つ、
長坂小学校で説明をした時の様子です。
どの学校のみなさんも、とても熱心にオオムラサキの説明を聞いてくださいました♪
成虫になるまでの様子も間近で観察していただき、
オオムラサキの魅力と不思議を感じてほしいと思っています。
  
20160529 - オオムラサキ(サナギ) (2)
幼虫とサナギは、違う姿に見えます…
しかし、幼虫がサナギとなる途中を観察してみると、
幼虫の殻を脱ぎ、幼虫の身体の形から少しづつ身体の形を整えて
サナギの形になるように見えます!
サナギになる直前の幼虫の身体の中には、
サナギ(成虫)の形へと変化する身体が、上手く収納されています。
例えば、成虫の時に翅になる部分は幼虫の胸にあたる部分に、
触覚になる部分も幼虫の顔の殻の中で、上手い具合に収納され、形が作られています。
その様子を見てみると、
しっかり幼虫からサナギ、サナギから成虫に
「変化」しているのだなぁ、と感じるのでした…!

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