北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

夢見ながら

update : 2016年5月26日 /

暑くなってきましたね。夏の足音が聞こえてきます!
現在、人工繁殖を試みているゲンゴロウですが、
今日は1齢幼虫3頭が脱皮して2齢幼虫になりました!
20160526 - ゲンゴロウ (幼虫)(3)
体の大きさは5センチくらい。ひとまわり大きくなりました。
飼育している生き物が変化していく様子を観察するのは、
ワクワクして楽しいものですね!
20160526 - ゲンゴロウ(幼虫) (2)
実は、ゲンゴロウの繁殖において、幼虫の飼育は難関だったりします。
何が難しいかといえば、餌の確保!
成虫が弱ったり死んでしまった生き物を食べるのに対して、
幼虫は生き餌しか食べないので、毎日、センター敷地内の池から
トンボの幼生(ヤゴ)を捕獲しては、幼虫たちにあげています。
しかも、ゲンゴロウの幼虫たちはとにかく大食漢!
餌をきらすことなど、あってはなりません!
水の汚れも激しいので、毎日水を入れ替えてケースを洗って・・・
そんな大変な思いをして飼育していても、
ある日ぱったりと、原因も分からず死んでしまうことだってあります。
それでも、成虫になって元気に泳ぎ回る姿を夢見ながら・・・
20160526 - ゲンゴロウ (成虫)(1)
今日も私は幼虫の世話をするのです!

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