気温の高い日中、草原をスイーっと飛ぶ虫がいます。
キバネツノトンボです。
春の草原を代表する昆虫です。
先日、生態観察施設ビバリウムの脇の草原で、
交尾しているキバネツノトンボを見つけました。
翅の鮮やかな黄色が、バックの草の緑色や青空に映えて、とても美しいです。
トンボのような体をしていますが、長い触角が特異的です。
分類学上は、トンボの仲間ではなく、アミメカゲロウ目に属し、
幼虫がアリジゴクで有名なウスバカゲロウに近い仲間です。
成虫はあと一か月あまり観察できると思います。
ぜひ、見にいらっしゃってください。
(本種は背の高い草に2列の卵を産みます。
スタッフは観察を続け、卵や、孵化の様子を激写したいと思います!)