先日、生態観察施設びばりうむ長坂の中で
小学生の団体の皆様をご案内していると、
直径3cm程の何かが動いていました。
よく見てみると、カメムシの幼虫たちでした!
頭でっかちで、どこかあどけなくも見える
まだ3・4mm程しかないカメムシの幼虫たちです。
「あ!みんな行っちゃう…!(慌)」
脱皮殻に行く先を邪魔されながら、がんばる幼虫も見られました…!
固まりを崩さないようにしながら、
少しづつ移動していました。
中には、脱皮をしたばかりだと思われる
鮮やかな赤色を持つ、少し大きめな幼虫も見られました♪
カメムシの幼虫たちは、産まれてからしばらく
このように固まって過ごす仲間が多くいます。
カメムシの種類によっては、このように塊を維持するために
臭気を活用しているといわれています。
カメムシの臭気は様々な成分で構成されているようで、
成分によって、上記のように幼虫の集合のために使われたり、
危険が及んだ時、外敵から身を守るために使いわけているようです!
この写真のカメムシたちは、
その後、木道の隙間に移動して見えなくなってしまいました。
自然公園内で集まって過ごしている
カメムシたちとの出会いを楽しんでみてくださいね。