先日は大型のトンボのご紹介でしたが、
5月の上旬頃から、北杜市オオムラサキセンターの最寄り駅である日野春駅では、
大型のガを見かけることが、しばしばありました。
そのガというのが、写真に写るオオミズアオです!
まさしく名前の通りである水のような薄い青色に、
翅の前縁部には濃いピンク色の筋が入り、
闇夜に浮かぶその姿は、
とても優麗に見えます。
(少し幽霊に見えたりすることも・・・?笑)
このオオミズアオは、本土では年2化(卵~成虫が、1年の中で2回サイクルする)
といわれており、今の時期見られるのは、
冬を越したサナギが羽化した個体(春型)となります。
今見られる成虫が産んだ卵から成長した成虫(夏型)が
8月頃にまた見られると思われますが、夏型よりも春型の方が青白い色をしています。
オオミズアオの場合、春型と夏型のどちらになるかは、
日長と温度の両方が影響しているようですが、
特に温度による影響が大きいということがわかっているようです。
鱗翅目の仲間では、日長のほうが影響が大きいことが多いようなので、
オオミズアオはちょっと変わっているということになりますね・・・!
そして自然界では、季節に沿って生きるオオミズアオですので、
春型のオオミズアオをご覧いただけるのは、今だけ!ということですね。
今しか見られない、ユウレイ!なオオミズアオを、どうぞお楽しみください♪