北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

カブトだけど…

update : 2016年5月5日 /

今年のゴールデンウィークは連日、多くのお客様で賑わっております。
特にカブトムシの幼虫さがしは大人気!目玉イベントの一つです。
今日も多くの昆虫少年(少女)たちが、手を真っ黒にして幼虫を探していました。
 
そんな中、お客様の一人が土の中から何か変わった虫を見つけた様子。
見てみると、体長2センチくらいの小さな黒い虫。これは何でしょう?
20160505t - コカブトムシ (2)
実は、この小さな黒い虫は「コカブトムシ」といって、立派なカブトムシの仲間なのです!
日本全国に広く生息していますが数は少なく、見つけるのが中々むずかしい種類です。
 
コカブトムシのオスにはカブトムシのような立派な角は生えません。
では、一体どこでオスとメスを見分けるのか?といいますと
胸にある窪みの凹み方にポイントがあります。
20160505t - コカブトムシ (1)
丸くて大きい方がオス、細長くて小さい方がメスということですね!
コカブトムシはカブトムシと違い、樹液には滅多に集まりません。
彼らはカブトムシの仲間でありながら肉食性が強く、他の虫を捕食して生きています。
 
今回はカブトムシの幼虫が生育している土の中から見つかりました。
…まさか……それも自然の摂理ということなのでしょう。

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