北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

タマゴの装飾?

update : 2016年3月13日 /

最近、街中でカラフルに装飾された
卵のモチーフを見かけることがありますね。
これは、卵やウサギが象徴であるお祭り
「イースター(復活祭)」が近いためだと思われます…
ということで、一つ装飾された?虫の卵をご紹介いたします!
 
卵の主は、昨年一度ご紹介させていただいたクヌギカメムシです!
今年も、成虫たちが卵を産んでくれました♪
そして現在、自然公園内でご覧いただくことができます!
クヌギの木の樹皮にある溝などを埋めるように産みつけてあります。
20151210 - クヌギカメムシ(タマゴ) (3)
それが、写真に写る物なのですが…
ちょっと一見タマゴには見えにくいかもしれません。
タマゴは、たくさんの数がまとめて産みつけて卵塊となっており、
卵塊の全体がゼリー状の物で、装飾されて(包まれて)います。
20151210 - クヌギカメムシ(タマゴ) (4)
卵塊の大きさは様々で、1cmに満たないような長さの物から、
3cm程の長さはありそうな物も見かけました。
 
一部を拡大をしてみると、何か3本のマッチ棒のようなものが
チョコチョコと出ているのが見受けられます。
20151210 - クヌギカメムシ(タマゴ) (5)
これは、タマゴが呼吸をするために出ている管だといわれています!
 
もうしばらくすると、このタマゴから幼虫は生まれますが、
その頃にまだ幼虫のエサとなるクヌギの新芽は生えていません。
ここで活躍するのが、卵を包むゼリー状の物です!
これは成虫が卵と共に産みつけていくのですが、
クヌギの新芽が出始めるまで、要ちゅつたちの餌の役割を果たしてくれるのです♪
 
ちょっと見た目は地味ですが、
愛が詰まったステキな装飾を持った卵なのでした!
他にも、カメムシの卵は面白いものが多いので、
また機会がありましたらご紹介させていただきたいと思います!
 

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