北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

やはり、幼虫です…が!!

update : 2016年3月9日 /

本日は、朝から一日雨でした。森に恵みの雨が降りました♪
 
本日は生き物を見つけに行けなかったので
先日、水辺で出合った水生昆虫をご紹介。
水の中をガサガサとすくった、たも網の中にいたのは、
先日もご紹介した、水生昆虫であるヤゴの一種
「クロスジギンヤンマ」の幼虫です!
 
網から持ち上げた時は、
死んだふりか、枯れ枝のふりを決め込んだのか
2160306 - クロスジギンヤンマ(幼虫) (1)
まったく動かず、ジッとしていました。
ちょっとひっくり返してみましたが、やはり動かず。
せっかくなので、ヤゴ独特の口(下あご)を
写真に撮らせてもらいました。
2160306 - クロスジギンヤンマ(幼虫) (5)
この下あごは、折り畳み式になっており、
餌を捕食する際には素早く伸ばして、獲物を捕まえます。
 
観察していると、クロスジギンヤンマのヤゴは
2160306 - クロスジギンヤンマ(幼虫) (2)
シュタタタッ
っと少し歩き回りましたが、やはり比較的大人しかったため、
正面からの写真なども撮ることができました。
2160306 - クロスジギンヤンマ(幼虫) (10)
このクロスジギンヤンマは4月中には、羽化をする様子が見られます!
よくゴールデンウィーク頃にご来館いたお客様に、
羽化をしている瞬間を観察していただけることもあるのですよ♪
そのため、このクロスジギジンヤンマの幼虫は
冬になる前に、あと一度脱皮すれば成虫になる「終齢幼虫」にまで
成長をした状態で、冬を越します。
2160306 - クロスジギンヤンマ(幼虫) (8)
終齢幼虫にまで成長したヤゴは、大きさが4.5cm程もあり、
幼虫ながらとてもかっこよく、迫力もあります!
 
出合えるとうれしい幼虫のご紹介なのでした♪

オオムラサキ通信 : 最近の記事